今回、私がご紹介させて頂くのは国道13号沿いにある「大政食堂」さんです。
もう20数年前ですが、私が高校生の頃にアルバイトをさせて頂いたお店です。
当時は、バブルが崩壊する(した)直前直後の時期で、
まだ福島の町の景気や活気がとても良かったように思います。
平日の夜の数時間で、客席満卓が3~4回転するのは当たり前の状況で、
洗い物がまったく間に合わないほど大忙しでした。
戦後からしばらくは、現在の国道13号は闇市として賑わっていたそうですが、
大政食堂さんは、その頃に創業され、50数年間同じ場所で営業をされています。
店内改装を何度かしているために、その古さは感じませんが、
実は、古すぎて正確な創業年数は分らないようです。
大政食堂というと、ホルモン炒めが有名ですね。
「ホルモン焼き」ではなく、「炒め」というのがポイントです。
よくある焼肉店のホルモンや、旭川や気仙沼、大阪などの全国のご当地ホルモンは、
鉄板や網で焼いて、タレをつけて食べる場合がほとんどですが、
大政食堂のホルモンは、もやし、キャベツ、玉ねぎなどをニンニクのきいた
甘辛い特製の味噌で炒める絶妙な味付け。食欲をそそりますね。
それ、「こてっちゃん」だろ?、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
こてっちゃんが発売されたのは80年代前半らしいので、
大政食堂のホルモン炒めには遠く及びません。
ホルモンの語源は諸説あようですが、それまで食べずに捨てていた部分であり、
大阪弁で「捨てるもの」を意味する「放(ほお)るもん」から「ホルモン」となった
ようです。
と、女将。
福島市は餃子が有名な町でもありますが、
戦後に大陸から福島に戻った方が始めた焼き餃子がルーツとされています。
さすが創業50数年の大政食堂にも美味しい餃子があります。
8ケで350円とお値段もリーズナブル。
そして、身体があったまる丼ぶりいっぱいの豚汁なんかもおススメです。
わらじ祭りの日には、あの大きなガラス窓から、国道13号でくり広げられる
祭りの雰囲気を味わう事ができる秘密の特等席となります。
福島市にはもう一軒、ホルモンで有名な” 政 ”つながりのお店がありますが、
そうです、鉄板で自分で炒めるあのお店です。
大政食堂さんとは親戚関係にあることはあまり知られていないお話であり、
” 大 ”のつく大政食堂さんの方が、歴史は古いようです。
大政食堂のホルモン炒めは、定食が600円、単品が350円。
そのホルモン炒めに、お酢を少々かけて食べるのが” ツウ ”な食べ方なようで、
ピリっとニンニクのきいた、甘酸っぱい味が口の中に広がります。
是非、皆さんもお試しください。
【店名】大政食堂
【住所】福島市栄町12-24
【電話】024-522-1355
【営業時間】10:00~翌2:00
【定休日】毎週水曜日












